なぞかけで内定もらった話(前編)
大学生はそろそろ就活シーズンですね。
今回は、自己紹介も兼ねて私の就活の話をします。
なぞかけで内定をもらった話です。
エントリーシート編
大学3年生の私は悩んでいました。
エントリーシートの「特技」の欄が埋まらないのです。
スポーツも語学も出来ない。
イラストやWeb制作も本格的に勉強してきた人には敵わない。
PCの前で頭をかかえる深夜2時。
そんなとき、ラジオから聴こえてきた爆笑問題の声。
当時、TBSラジオの「爆笑問題カーボーイ」という番組に「みんなでうまいことを言おう」のコーナーがあり、そこで「なぞかけ」が流行していました。
言葉遊びが好きな私は、その影響でときどき友達になぞかけを披露していたのでした。
「これだ」
私は、エントリーシートの「特技」の欄に「なぞかけ」と書きました。
いま思えば、それこそ得意ではないに、よく書いたなあと思います。
そして、「なぞかけ」の文字の横には、こんな一言を添えていました。
「就活」とかけまして、「生まれたばかりの赤ちゃん」と解く。その心は・・・?(続きは面接で)
これを見た面接官は、答えを知りたくて夜も眠れなくなり、睡眠不足に悩まされ業務に支障をきたし、私と会わない訳にはいかなくなるだろう・・・という算段です。
この方法で、何社かにエントリーシートを提出。
それが功を奏したのか奏していないのか、実際に面接で即興なぞかけを披露する場をいくつか設けていただくことができたのです。
面接編
面接会場の待合室で、周りの就活生が志望動機のアピールや自己PRの練習をしている中、私は面接官に振られそうななぞかけのお題のシミュレーションをしていました。
会社名をもじったり、商品名から連想する言葉を羅列してみたり…。
本末転倒とはこのことです。
ここからは、いくつか実際に振られたお題を紹介したいと思います。
〜某インターネット系企業のグループ面接の場合
グループ内の学生がボウリングの話をしていた流れから、私への質問が飛んできます。
面接官「君はなぞかけが得意と書いてあるけど、じゃあ『ボウリング』で何かできますか?」
私「はい・・・もちろん。・・・・・・すぐに出来ます。」
と言いながら時間を稼ぎつつ、頭の引き出しを開けていきます。
そこで披露したのはこんななぞかけ。
「ボウリング」とかけまして、
「R-1ぐらんぷり」と解く
その心は、どちらもピンがつきものです。
(ドヤ顔)
全員「おお~」
ここで注意したいのが、なぞかけを披露したからと言って笑いは起きません。
披露した方も、聞いた方も、どういう顔をしていいかわからない。それがなぞかけです。
よく考えるとそんなにうまくないのですが、ここはスピードが命。
こんな感じのことをいくつかの会社でやっていました。
他には・・・
〜某おもちゃメーカーのT社の場合
「子どもの頃好きだったおもちゃは?」という質問から、「学研の科学」の話をしていました。
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面接官「特技に謎掛けとあるけど…いまここで出来たりするの?『学研の科学』で、何かできる?」
そう来たか・・・!
さすが大手メーカーの採用担当。
事前に用意した回答を防ぐために、話の流れからお題をつくってきます。
しかも一般的な名詞ではなく、かなり限定的な・・・。
手強い・・・。
私は、エントリーシートにできもしない大言壮語を書いたことを後悔しはじめていました。
そのとき、氏田に電流走るっ・・・!
(後編へつづく)